中小零細企業は、営業力のある、収益を生み出す人材は喉から手が出るほど欲しいものです。

定年後の再就職で定番のように語られる

「管理職をしていました」という自己PRが出たとたんに、即「不採用」という流れがあるように、

役職経験などまったく必要ないのです。

このケースで続く流れが、

　・顧客を持っていれば話は別

という判断基準です。

BtoBにしろBtoCにしろ、入社後短期間で売上が作れる人材はやはり魅力的です。

しかし、これからはもっと複雑になってきます。

たとえば、旅行業界の営業で人脈があったとしても、

すでに大手代理店は大きな転換を余儀なくされており、

　個人客はインターネット予約

　団体客は修学旅行しか受容がない

となったときに、これまで地方の団体客専用ホテルや旅館の営業マンは、旅行代理店に足しげく足を運んで、

団体旅行をもらう、という営業スタイルがほぼ全壊してしまっています。

修学旅行なら、キャパの問題があり営業しなくても旅行代理店は割り振ってくるのです。

つまり、旅行代理店に足を運んで、接待をしてもらっていた営業スタイルの価値は薄れています。

しかも、修学旅行が入る旅館は、お金持ちから敬遠される傾向がますます強くなります。

そのときに旅館ならではの個性を生かした商品プランの企画ができるかどうかが、これからの生き残る道になるのです。

時代にあった営業モデルが自分で作れるかどうか？

これが、これから企業に求められる人材なのです。